2016年12月18日

ひらけ!ガチャピン

今回のテーマは「カセットロンのリール穴の新しい使い方」です。
gachapin2.png
それを実現可能なモチーフとしてガチャピンを選んだ結果、できたのはガチャピンの開きでした。

gachapin1.png
今回のチャレンジでは穴を目に見立てます。
リール穴は基本的に貫通していますが、目として使うためには奥をふさぐ必要があります。
参考にしたのはカミワザワンダオリガワルシリーズの「カギミン」。
トランフォーマーの開発者が携わってるだけあって、カードをさまざまに折りたたむことで立体感を生み出す技法はカセットロンの系譜を感じさせます。
しかしカギミンのように素直に二つ折りにするといくつかの問題が発生することがわかりました。
一つ目は目の位置。
リール穴の位置は固定のため、単純に幅を四等分では穴が都合のいい位置になりません。
上下には上に余剰がありすぎます。
そこでまずはリール穴から見える目の幅ギリギリを背面として、足りない幅は上部の余分を畳んで補いました。さらに余ったボリュームは腕として活用。
瞳はせっかく穴を重ねて目に見せるのだから、カセット状態で目と分かるとつまらないと考えて記号的に。
二つ目は厚さ。
薄いものに厚みをもたせたいカギミンと違ってカセットを二つ折りでは必要以上に厚みがでます。
また、目の穴が深くなりすぎて瞳の見える角度がかなり制限されるのが痛い。
これを少しでも解消するため前面部の板の厚みを削ったのですが、今度は削ったボリュームを持て余しました。
移動したい場所はあっても、移動する手段が思いつきません。
最終的にかなり強引な方法で動かしたものの、目指す形の単純さの割に変形工程がごちゃついて、できたシルエットもさほど美しくなりませんでした。
もう少しうまい手がありそうな気はしているので気長に考えることにします。

変形動画。


ちなみにオリガワルシリーズ。
厚さは5mmでカセットロンの8mmよりも薄いですが、縦横があるため
オリガワル:85×54×5=22950
カセットロン:50×33×8=13200
と、体積では1.7倍くらいあって設計的には穴位置の制約もあるカセットロンよりも楽なのかも、と思いました。

posted at 12:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | 開発室
この記事へのコメント
 ガチャピンのデザインとして見ると、背びれ(?)が無い、尻尾が大きすぎる、手のイボイボが無いなど気になる点はありますね。
 でも腕の見た目や可動は優秀そうですし、足も変形で奥行きを増したおかげで立たせた時に安定感がありそう。体が2枚重ねになっている事でずんぐりむっくりしたイメージを実現しつつ肩の付け根が少し奥になってフィギュアとしての立体感も増している気がします。尻尾の板を挟んだことで自然に「股」が出来ているのもいい。虚ろだった穴が変形によって目になるのも魂が入ったみたいで演出として面白いです。

 問題は、やはりサイズの割に複雑すぎる変形機構でしょうか? パーツ精度が良くないと変形のカッチリ感が無くストレスを感じる玩具になってしまいそうな気がします。
Posted by 通りすがりの物 at 2016年12月18日 15:30
>通りすがりの物さん
手のイボはつけると甲を一段下げる必要が出るので、できれば避けたいんですよね。できるとすると凹凸を逆にしてブチ穴っぽくする手でしょうか。
背びれは背面に対応可能なスペースは空いているものの、どのような形になるかは扱いに困ってる尻尾パーツの行方次第です。
目はスライドで瞳を出すギミックを仕込んでしまえば無理に前面の厚みを調整しなくてもいいんですが、コンセプトから外れる気がして採用してません。

複雑さについてはMPカセットロンよりはまだ数段簡単だとは思います。
何箇所かロックがあればいけるかなと。
Posted by JIZAITOYS at 2016年12月18日 21:44
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