2017年04月13日

名は体を

以前に見かけて興味のあった技法についてテストをしてみました。
namecard1.jpg
試したのはプリンタトナーのABSへの転写です。

トナーを転写する方法は大きく二つ。
1.印刷面にアセトンを塗布して溶かし対象に貼りつける
2.熱によりトナーを溶かして貼りつける。アイロンプリントと同じ原理です。
1の方法はアセトンがABS自体も溶かしてしまうため却下、ということで2でいくことにします。

テストに使う名刺大のABSの板は3Dプリンタにて作成。
namecard3.jpg
せっかくなのでこちらでも単純な折りで形状を連動して変化させるギミックのテストを。
namecard2.jpg
ペーパークラフトの技をそのままヒンジに置き換えた形ですね。
紙と違って厚みを計算に入れなくてはいけないため、えらく面倒になりましたがオートモーフ的でけっこうおもしろいです。

さて話を戻して、トナーの融点は160〜180℃くらい(らしい)。
210℃までは耐えられるABSフィラメントならいけると踏んでレッツトライ。
それでも加熱はピンポイントの方がいいだろうということでヒートペンを160℃にセットしスクラッチの要領でこすりつけました。
その結果が上の写真なわけですが、う〜ん思ったほどきれいにはでません。
ABSの表面処理が甘い、かつ温度が若干低かったようですね。
かすれて見えますがこれは転写自体が不完全なせいで、定着した分については溶けて食いついているのでかなり丈夫です。
紙から転写する都合上、どうしても巻き込んでしまう紙の繊維については濡らしてこすって落とします。

ちなみに平滑な面で高温でやるとどうなるかということでプラ板にアイロンでジュッとした結果がこちら。
namecard4.jpg
今度は温度高すぎでしたが文字はかなりくっきり移りました。

熱に強そうなレジンキャストなどにはもっとスムーズにいけそうな気がします。
カラートナーでプリントした材料を使えばいろいろ使い道はありそう。

posted at 17:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 開発室
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