2007年12月01日

あけたりしめたり

大帝です。
今回は変形ではない見立ての話をひとつ。

elevator1.gif
エレベータの「ひらく」と「しまる」のボタンなんですが、あれまごつかずに押せる人ってどれくらいいるんでしょうか。

このボタンに用があるのはとっさの時だと思いますが、その肝心の「とっさ」にボタンのアイコンが適していません。
はっきり書くなら機能とデザインが逆転して見えます。
たいていの人はあのボタンを「エレベータの扉」と見立ててしまうのでパッと見には記号としての矢印ではなく矢印の黒とそのすき間の白の作る形を先に捉えてしまいます。
この場合「黒=扉」「白=空間」という見立てが働き、その結果「すき間が狭い=しまる」「すき間が広い=ひらく」という本来とは逆のダブルミーニングになってまごつきの原因になるものと思われます。
標準規格なのか知りませんがこのレベルのアイコンを全国的に普及させてしまったのは大失敗でしょう。
そこで一番の問題点である「図と地」の逆転を再度ひっくり返して下のようなアイコンを考えてみました。

elevator2.gif
バランスはともかく脳内の無用な混乱を防げると思うのですが、皆様どのようにお考えでしょうか。
posted by ジザイトイズ at 21:42| Comment(8) | 雑文 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うおおたしかにこれはわかりやすい
たしかにあれはわかりにくいですよね・・・これに変えて欲しいですw
Posted by ななし at 2007年12月01日 22:09
私は従来のマークのほうがわかりやすいかと・・・
Posted by ななし at 2007年12月01日 23:31
大帝様のおっしゃる通りです。私もとっさに押し間違え、何度締め出しを食らわせたことか…。
Posted by ますくど at 2007年12月02日 08:51
私もつねずね感じており、ぐちっておりました。

大帝氏を見習い私も、これについてはどんどん主張していきたいです。
Posted by ぽれん at 2007年12月02日 20:28
そうなんですよね。
私もとっさに押せたためしがありませんでした。
でも、ほぼ間違いなく
「開く」が左側
「閉じる」が右側
なんですよ。
今はとっさに押せるようになりました。
気づいてから今のところ上下に並んでいるボタンを除いて、右が開くのエレベーターにであったことないので大丈夫かと。。。
Posted by さっかー at 2007年12月03日 22:20
皆さんコメントありがとうございます。
さっかーさんのいうレイアウトについては以下のところでも書かれてますね。

http://portal.nifty.com/2007/04/04/c/

けっこうものを場所で記憶する人もいて(電話番号をボタン配置で暗記等)それ自体は一つの手ですし、ユニバーサルデザインの考えとしても悪くないのですが、本質的にアイコンとして駄目という点を解決できてません。
アイコンは本来示したい要素を簡略化して直観的にわかりやすい形にしたものなので、そこに齟齬があるようでは意味がないと思うのです。
ぱっと見区別できないという意味では漢字の「開」「閉」でも同じなんですが、こちらは似ている要素が大きくて判別に時間がかかるだけで、全く逆の意味を連想させることはありません。
わかりづらい以上に「二択なのにそのどっちにも見える」点で他に類を見ない問題デザインだと思います。
Posted by 大帝 at 2007年12月04日 02:34
矢印を
二等辺三角形の頂角の方向を示す物orそちらへの動きを表す物と認識している人間(つまりほぼ全ての人間)には従来のマークが最適だと思います
Posted by 名無し at 2008年02月03日 04:45
>名無しさん
ほぼ全ての人間がそう感じるかはともかくとして(多分に文化的要素があると思うので)、矢印についてはそれが一つ(一方向)だけなら問題なく認識されると思いますが、ここでは二つが対になっており、シルエットとして別の形を獲得している点で事情が違います。
ここで問題にしているのは考えれば分かるという点ではなく、処理に要求される時間が短いのに、第一印象がその本来の意味と逆にとられる可能性を含んでいる(フェイントがかけられている)点です。
そのため手放しで従来のマークが最適だとはいえません。もちろん上で提示したマークがそれを越えているというつもりもないですが。
Posted by 大帝 at 2008年02月04日 16:46
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