2014年06月27日

おぼろげ

まったく玩具関係ないのですが、積年のもやもやが一つ晴れました。
子供の頃の愛読書に水木しげるの「妖怪なんでも入門」という本がありまして、その中に「やませい」という妖怪が出てきます。自分の右足首を左手でつかんだ妙なポーズで。
sansei1.png
このポーズの意図がわからないまま、心の片隅にひっかかっていたのですが、最近元ネタにあたる鳥山石燕の「今昔画図続百鬼」にある山精を見て、ようやく合点が行きました。

sansei2.png
石燕の絵では山精は一本脚で、その足は前後逆についていて、左手には蟹を持っています。
この蟹がちょうど膝小僧に、腰についている葉が右足首のように見えるため、元資料の状態次第ではだまし絵のように誤認するかもと思い至りました。
おぼろげなものに与えられた形がおぼろげな故に変容していくのは妖怪の成立過程のようで、なかなか面白かったです。

posted by ジザイトイズ at 11:24
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